
今日紹介するのはこちら↑フェラーリ328のマフラー加工について紹介します。
ナカムラエンジニアリング様でケーニッヒ仕様にカスタムされた328さん。Tubi Styleのexhaustを導入すると、あまりに刺激的な快音だったので、エンジンへの負荷は最小限に、タイコ内の加工で少しだけ静音化したいとのご要望で御依頼頂きました。

↑Tubi Style製exhaust。大きめのタイコがありますが、殆ど消音されて無いようです。先ずはタイコ内部の状況を見ないと、どのような加工が有効かわからないので切開していきます。

先ずは、↑のように表面を切開して様子を確認、かなりの消音材が敷き詰められてましたが、さらに切開を進めると全貌が見えてきました。

消音材を全て取り除くと、内部の構造がわかりました。消音材は山盛り敷き詰められていましたが、パンチングパイプからほぼストレートで排気されるような構造になっていました。

お客様と相談して、真ん中の部屋は空にしておいて、両サイドの部屋を改造して排気特性の変化を最小限に抑えつつ、消音出来る構造に作り変える事に決めました。

元の構造だと、殆どストレートで排気されていて刺激的過ぎるサウンドだったようなので、パンチングメッシュで消音パイプを製作、直接排気するのでは無く、両サイドの消音室で敷き詰めた消音材を通過して排気されるように作り直しました◎


↑のようにステンレスのパンチング板で消音室で排気が拡散するように製作しました。これで、負圧で吸い込んでも消音材がエンジンへ逆流したり、排気で出ていく事は無くなります。

↑最終このように、消音パンチングパイプの周りに消音材を敷き詰めて、必ず消音材を通過して排気するようにしました。

最終は↑のように切開した蓋を再溶接して完成です。車検の都合もあって、実際に取り付けてのインプレッションを確認できるのは、まだ先ですが、これで快適にTubi Style製マフラーを楽しめますね。
リットディテールでは、音量の調整や、タイコ内部の構造変更も対応可能です。お客様の理想を描く為に、社外品でも様々な手を尽くして加工、製作させて頂きます。
この度は、LIT DETAILで加工させて頂き本当にありがとう御座いました!
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