今日紹介するのはこちら↑
マセラティのギブリです。リア3面に透過率10%スタンダードスモークの施工をさせて頂きました。
↑のようにリアガラスとリアボード(特にハイマウント周辺)は隙間が無くてフィルム施工を進める作業スペースがありません。このような場合はリアボードを取り外して作業スペースを確保します。
リアボードを外すためにはリアシートのサイドサポートを取り外す必要があるのでギブリの場合はリアシートの両サイドも取り外します。
施工前のガラス↑はほんのり上品なグリーンです。これから透過率10%のスタンダードスモークを施工していきます。
型取りの様子です。型取りフィルムを活用して丁寧にアウトラインを型取りします。
ドアガラスはドアの開閉で昇降するので、一工夫してガラスが上がりきった状態で型取りします。
次は型取りした型に合わせてフィルムカットしていきます。マシンカットのような狂いの無い正確なカットを心掛けて、狂ったように切り進めます。
カットが終わると、養生を行います。リアボードにはハイマウント等の電子部品もあります。水分の混入は禁物です。隙間という隙間をマスカーを使って養生します。
↑養生が完了した車内の様子です。施工時に濡らしたく無い場所は徹底的に保護します。貼り込み時にフィルムが触れそうな部分も全て養生してゴミの混入を最小限にします。
次はリアガラス用のフィルムの熱成形です。
しっかり熱を入れてシワのないフィルムに整形します。
熱成形が終わると↑のように先にセパレーターを剥がして糊面をウエットにしておきます。
次はいよいよ貼り込みです。内ガラスを前処理材(当店通販ページで販売中)で研磨、熱線を磨いて徹底的にクリーニングします。その後、位置合わせしながら慎重に貼り付けます。
ドアの内張りもしっかり養生して、内装を保護しながら施工を進めます。
完成しました。外から見ると透過率10%のスモークなのでしっかり濃いめです。
しかし車内から見ると↑のように濃過ぎずクリアな視界を確保しています。
ドアガラスもしっかり濃くなって精鋭なイメージのギブリがさらに引き締まりました。
余談ですがこちらのギブリさん、素敵なチューニングが盛りだくさん。排気音も乾いた高音が素敵過ぎる。
そういえば、この度ギブリオーナーになられたばかりの別のお客様(K様)からマフラーのカスタムについて相談頂いてたんですという話しをしているとなんと!
たまたまK様が検討していたミラコラーレのセンタークロスパイプ、しかもEBM取付済みとの事で排気音についても盛り上がってしまいついつい話し込んでしまいました。定番のパワークラフトも良いが、やはりミラコラーレのセンターパイプが最高だという話しでした。
Y様からお近づきのしるしに良かったらどうぞと、ギブリの足回りのカスタムでワイトレを使いたい時は特殊なボルトが必要になるようで、日本ではなかなか手に入らないボルトを譲って頂きました。
当店を通じて、熱きイタリアの風を感じるギブリオーナー様同士の縁が繋がるかもしれません。
Y様、この度はLIT DETAILで施工させて頂き本当にありがとう御座いました。